花粉症と奥多摩クライミング
暖かくなってきました。クライミングには良い季節です。身体が冷えないので、良く動く。岩が冷たくて指先の感覚が無くなることがない。最高ですね。
ただこの時期、大きな問題が、とりわけ奥多摩クライミングにはつきものです。それは、花粉症。岩場はほとんどの場合杉林のど真ん中にありますから、花粉をダイレクトに浴びることになります。
昨年まで
僕は花粉症です。言うまでもないですね。花粉症はもはや国民に共通の病。東京都民で花粉症じゃない人は、犬1匹と猫17匹と同居しているいつものパートナー松氏くらいのものです。
花粉症歴は15年で、年々その度合いは強くなっています。最盛期は、鼻が蛇口の壊れた水道状態。目もかゆい。
花粉症予防のポピュラーな方法といえば、マスクとメガネですね。でも、あれ、全然効かないですよね。いくらマスクのフィルターの性能が高くても、花粉を含んだ空気をマスクの脇から吸うので、予防効果はゼロ。マスクの効果は、むしろ、鼻水が垂れっぱなしになっていても誰にも気づかれないってところにあります。
昨年までの僕は、花粉症対策としては、目は気にしない、鼻はかむという原始的な方法をとっていました。あとは、鼻の下が荒れないようにメンタームを塗る。岩場にいく日だけ、飲み薬。
鼻の中にメンターム
鼻の下の肌荒れ防止に塗ったメンタームですが、効果はそれだけではありませんでした。あのメンソールの香りが、鼻通りを良くして、鼻づまりがちょっと良くなります。今年は、それを更に一歩進めて、メンタームを鼻の穴の中に塗ってみました。鼻通りをよくする効果に加えて、花粉を鼻の穴の水際で捕獲して花粉症の発症自体を予防できないかと考えたのです。
これが大当たり。前日まであれほど出ていたクシャミと鼻水が、あっという間になくなりました。これで鼻は解決。目はしょうがないので、目薬に頼っていました。
本当は目薬も使いたくない。薬は使い続けると効果がなくなると言います。効果がなくなるのと新薬開発のスピードの競争で、新薬に賭けるのはリスキーですから。鼻水防止の飲み薬も基本的に飲まないのは、そのためです。
目の周りにワセリン
鼻にメンターム、目は目薬。ここでふと気づきました。目にもメンタームを塗れば、目薬もいらないのでは?しかし、目の回りにメンタームを塗ったらどうなるか、想像に難くありません。でも、メンタームと違って刺激が少ないワセリンなら目の周りに塗っても問題なさそう。
ということで試してみたら、大当たり。目薬をやめても全然痒くない。目の窪みの皮膚とまつ毛が花粉を捕獲して、まぶたの粘膜に花粉が着くことを防いでくれているようです。
僕はこれで、目も鼻も、花粉症を克服しました。
方法と問題点
で、具体的な方法です。まずは鼻から。
鼻の中にメンタームを塗ります。できるだけ奥まで塗ります。使うのは、小指です。綿棒なんていうちまちましたものではダメです。小指で豪快にたっぷりいきましょう。小指の周りを360度メンタームをたっぷり付けて、鼻の内壁全周に塗ります。塗った直後に鼻水がでますけど、すぐ止まります。
鼻の中に小指を突っ込む姿を誰かに見られたら恥ずかしいという問題がありますが、そんな邪念は振り払いましょう。誰も見ていないから大丈夫です。誰かに見られていなくても理性が許さないと言う方は、宗教上の儀式だと思いましょう。信仰上の理由であればたいていのことは正当化されます。
次に目。
目のまわりにワセリンを塗ります。花粉をキャッチしやすい目頭、目尻を重点的に。まつげにもたっぷり塗りましょう。
この場合、問題は、顔がテカテカ光ることにあります。特に、夕日に照らされたときなど、顔面が黄金色に輝くことになるでしょう。それから、まつげが花粉をキャッチしてくれますが、同時に他の物もキャッチします。例えば、ホコリ。僕のまつげには常に白いホコリがくっついています。このような主として見た目の問題がありますので、日常的に接する人には花粉症対策である旨を説明しておくと誤解を生まず良いでしょう。接客業の人等はちょっと難しいかもしれません。女性にも厳しいかもしれません。しかし、羞恥心を捨てれば大丈夫。
結論
秒速で花粉症を克服する条件は、羞恥心を捨てること。
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