2015年3月27日金曜日

Trilogyの完成 ハイボルダー、ハングしたスラブ、曲面ボルダー@とあるボルダー

前回、おしいクライミングを繰り広げたとあるボルダーへ、ダイバーさんと再度乗り込んだ。

まずは、前回雨で中断したハイボルダー。僕がアップをかねて下部でああでもないこうでもないとしていると、ダイバーさんがなんだか気合いを入れて登りはじめ、この日の1回目で成功。ナイスクライミングでした。以前僕が登ったハングしたスラブに続いて、このエリアの三部作の2つ目に成功。

前回の写真

僕には持てなそうなホールドを持てているのもあるんだけど、それ以上に、それすっぽ抜けたらどこに飛んで行くんですか?っていう不安定な体勢をあの高さと下地でやってのけるのが凄い。ランディングの技術の違いですね。僕は、その後、ダイバーさんとは違うチキン専用ムーブで数トライをしたものの、高さに慣れることができず、腕もパンプしてきて、終了。

移動して、ハングしたスラブ曲面ボルダー。ここは凄く良いところ。川が曲がるポイントで他から見えない閉ざされた空間で、流れる川の水は澄んでいてで、大きな魚が泳いでいて、いろんな種類の鳥の鳴き声が聞こえてきて、ボルダーは難しい。

すぐお隣なので、気分を変えつつ交互にトライ。

まずはいろいろ苦労したあげく、ハングしたスラブの再登に成功。やっぱり、簡単ではない。《水滴穿石》と呼ぶことにします。「みずしたたりていしをうがつ」と読みます。センスがないなりにクライミングを続けてよかったと思わせてくれた課題です。



お次は、前回最後にすこしだけ可能性を感じた、曲面ボルダー。コンディションに振り回されて苦労したものの、なんとか前回の可能性を感じたポイントまで到達した。しかしそこからがまた分からない。

曲面ボルダー

浅いへこみにガストンを出してみたり、右の薄いエッジに手を出してみたり、いろいろ試みるも、不安定な体勢で保持できるようなホールドではなく、ことごとくだめ。かくなる上はと、一歩上がってリップ上のガバに向かって飛び出してみた。そしたらなんと、十分に可能性を感じる高さに手が伸びた。これで一気に完登に向けた機運が高まって、ガバに向かって跳びまくり。でも、ハング下に潜り込んでいるので、リップの上のガバは一切目に見えず、なかなか掴めない。これは厳しいかとも思い始めた頃に、見えないけれどとにかく遠くに跳ぶことを意識して、ガバを掴んだ。こちらの課題は《びっくり箱》と呼ぶことにする。ダイバーさんも完登。



これで、このエリアの3部作が完成。3つとも、どこに出しても恥ずかしくない良い課題だと思う。楽しい一日でした。ダイバーさん、ハイボルダーにカッコいい名前を付けてください!《水滴穿石》も登ってください!

そうそう、空いた時間に《水滴穿石》の左のワイドクラックを登った。とっても勉強になった。一日一回登りたい。

○追記
《水滴穿石》は、初登時はマットなし、サッカー用の脛当てありで登りました。下地が平らな砂利なので、マットの有無でグレード感の相違はありません。段差ができない分、ない方が安心です。最初から脛当てなしで登ると1グレード難しく感じるかもしれません。

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