2013年11月13日水曜日

初めての裏御岳&おなじみの御岳

ボルダリングへの意欲が高まったある朝、スイーツ男子SENさんが御岳へ向かっているとの情報を得て、裏御岳へ誘ってみた。ご案内いただけるということで、初めての裏御岳へ

まずはざぶとん岩でアップをと思ったら、なかなか手強かった。

《一徹》(4級)は一手目からいきなりアンダーを取りに行くというくそリーチムーブを発動して完登。マントルでも肝を冷やした。《ちゃぶ台返し》(4級)もなんとか完登。

《一徹ランジ》(3級)はランジが苦手な自分にはなかなか挑みがいがある。数トライして登れなかったので、次回は必ず。《一徹右》(2級)は、初手のピンチがめちゃ悪くて十分に保持できず、ハイステップの体勢に入れなかった。また今度。上流側の《クライマー養成ギプス》(2級)も触ってみたけど、離陸不能。相変わらずアンダーが弱い。これは次回もたぶん無理。

といったところで、護岸岩に移動。

護岸岩

めちゃかぶってますね。僕の守備範囲外です。でも折角来たから、《ジュリエット》(1級)にトライ。

スタートは左手を左の水平カチ、右手をピンチっぽいの。そこから、まずは右手をがびがびホールドへ。

がびがびホールド

さらに、右手を右のガバカチにとばし。

ガバカチ

このガバカチは浮いてるので、そのうち落ちます。登る人は気をつけて。

そこから、左手をがびがびホールドに寄せ。そのあと、右手を遠い隙間ホールドへ。で、左手をポケットっぽいガバカチに寄せ。

隙間ホールドと、ガバカチ

そこから、右上のガバへどっかーーーん。というムーブを作ってのつなげトライ。

2トライ目。スタートから右手をがびがびホールドに送り、ガバカチにとばし。そこで左手の水平カチがすっぽ抜けて、ケツからマットへ落下。内蔵が揺れたよ。

仕切り直しの3トライ目で完登。これは嬉しい。初手のガバカチのエクステンディッド・グリップができたあたりに成長を感じた。と思ってたんだけど、youtubeの動画を見ると僕が使ったスタートの左の水平カチより右でスタートしてる人が多くて、右手のがびがびカチは使っていなかった。いきなりガバカチ。あれは無駄だったということか...

《ジョニージェニージャニー》(初段)も触ってみたけど、難しかった。初手にアンダーのポケットがあって、これがなかなか効かない。身体が上がれば横引きに効くんだけど、スタートの位置からだとかなり上方に有るから、ほとんど効かなくて四苦八苦。悩んだあげく、人差し指を外して中指と薬指を差し込むムーブを発見。ポケットの中にエッジがあって、中指にかかる。これで身体を上げて、次のとおりホールドへどっかんだ。というムーブを考えた。ところが、youtubeの動画を見ると、多くの人はアンダーポケットではなくてその左下の斜めアンダーカチを使っている様子。ホールドの選別力のなさをいかんなく発揮した。

ポケットホールドの持ち方を理解して成果があった(と勘違いした)ので、次のおにぎり岩へ。《ミジララテスタ》(初段)。2手目に手が出たものの、右手で持つこのエッジが果てしなく小さい上に縁の角が立っていて指皮が削られる。

2手目のエッジ(白いところ)

とても保持できないので、右手をさらに飛ばしてみたら、上に届いた。というところで、終了。スタートから3手出るという成果を得て、御岳へ移動

御岳では、《亀返し》(初段)。もう7日目?

参考:初日の《亀返し》 二日目の《亀返し》 三日目の《亀返し》 四日目の《亀返し》 五日目の《亀返し》 六日目の《亀返し》

既に身体は暖まっているので、スタートからトライ開始。しかし、ムーブを全然覚えていない。ホールドはブログにメモしているのであらかた覚えているんだけど、微妙なバランスの取り方とかの記憶は遥か彼方。ひとつひとつムーブをためしながら、思い出しトライを続けた。

スタートから2手目を確認していたら、あ〜これこれなんて言いながら思い出してきて、そのまま後半までつながって、9手目まで進んだ。そこで左手の指先の感覚がなくなって、10手目が出せずに終了。岩が冷たかった。結局これがこの日の最高到達点。このあとはよれてきて到達点が下がるばかり。3手目のがびがびスローパーをエクステンディッド・グリップで楽に保持できるようになってたのに成長を感じたから、良かった。

《亀返し》はなかなか登れない。ムーブを思い出して、身体を温めて、いい感じになってきた頃には疲れていて、落ちる。今回はさらに岩の冷たさも加わった。次はの挑戦は岩が暖かくなる春かな?そしたらまたムーブを忘れそう。

以下、ムーブメモ。

左足は高めの顕著なフットホールド、右足は地面すれすれのマイクロフットホールドで、離陸。離陸の時は正体だけど、左足をねじるような感じで、捻りの力で身体を右上に浮かす。1手目は右ガストンカチ。このガストンは、指4本が綺麗にかかるところに、オープン・クリンプ。左足を身体の中心の高めのガバ足に移して、右足を切ってフラッギングで、2手目の上の左カチ。足はそのままで右上のがびがびスローパーを右手が3手目。ここは親指をちゃんとかけないと手首がコリコリいって次の右手が出せない。脚はそのままで上のサイドプルを左手が4手目。右足を顕著なフットホールドに置いて、右下のガバで5手目。ここで左ヒールフックを左手のすぐ左下に効かせて、3手目のすぐ隣のサイドプルに左手を寄せて6手目。ヒールフックは、左ふくらはぎがのばされる感じ。脚はそのままで、右上のアンダー気味のサイドプルで7手目。ここは、下の方の4本指が綺麗にかかるところを狙う。左ヒールを左手のすぐ左のガチャガチャしたところに置き換えて、左上のサイドカチへ寄せて8手目。そのまま、右足を右の膨らみにスメアして、左ヒールはそのままで、左手を上へとばすのが9手目。そのまま、右上奥のカチへ右手を伸ばして、10手目。ここは、親指がかかるところがあるので、それを目印に。右足を右下のふくらみにおいて右手を奥にとばすのが、11手目。左足ヒールをさらに上げて、左手で上の顕著な丸カチを取るのが12手目。そこからカンテを足で挟み込んで体を上げて、上のガバをマッチするのが13手目と14手目。これで実質終了。

《亀返し》の合間には、忍者岩の右の岩に課題を設定してトライした。

こういうの

3つの岩の間に三角形の空間があって、そこに座ってスタート。

ここに座る

チョックストーンをがんばって除去したら、いい感じの課題になった。右手ハンドと左手フィストのリービテーションでスタートして、右足を突っ込むところまでしか進めなかった。これはめちゃくちゃ難しい。次回はテーピングしてがんばります。

こんなことしてたら《亀返し》完登は遠のくばかりの様な気もするけど。

最後はマミ岩の右上の岩へ。右は醜いマントルを必死で返して完登。その他はダメだった。また今度。



○ボルダリング

ボルダリングをやると、トレーニングの成果とか、自分の弱さ、強さが見えてきて、とてもいい。特に誰かと一緒に登った時は。その誰かが自分と1グレードくらいしか変わらない人だと、なおさらのこと。

僕は身体を高い位置に保つのが苦手。ホールドにぶら下がってしまう。結果として、遠い次のホールドに届かない。ホールドが持ちづらい時はそれが顕著。SENさんは下半身をひねって高いフットホールドを使って身体を高く保つのがうまかった。意識してトレーニングしないと。

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