岩と雪90号(1982年)
○山崎順一「四方津の岩と人」
開発により消えてしまった四方津の岩場のスーパー・ドラゴンをバスケットシューズみたいなので登る橋本覚さん。石灰岩ってかいてあるけど、そうは見えないな。
○鈴木英貴・美智子「空間を攀るビッグ・ウォールの体験 El Capitan: THE ZODIAC」
エル・キャピタン、ゾディアックの記録。「5.11、5.12を女性がリードしたというのは何回か聞いたことがあるけど、A4、A5をリードしたという話は聞かないから、人工っていうのは度胸一発ってかんじで男性向きなんじゃないかしら。ハンモック・ビバークやスリング・ビレイではトイレひとつとったって、ハーネスをはずさなければならないから危険だし」。
たしかに、女性はおしっこするのも大変そうだ。考えたこともなかったな。
○HARD ROCK奥秩父 大内尚樹「小川山西股沢周辺」
いわゆる小川山ですね。セレクション、枯れ木を落としたよ、小川山レイバック、クレイジー・ジャム、予期せぬプレゼント、最高ルーフ、ブラック・アンド・ホワイト、その他多数のルートがわずか3年ほどの間に拓かれたって、すごい勢いだね。
○クロニクル
「5月3日〜4日、JECCの吉川弘(30)と室井由美子(30)が、2峰のダイヤモンド・スラブに向かい、81年4月30日同会の溝淵三郎、吉川、南場亨、塩田伸弘で開拓した「岩茸が目に入るよ!」ルートの人工部分をフリー化し「枯れ木を落としたよ!」とした。プロテクション用のボルトは1本目と3本目はスカイフックに乗って、2本目はフレンズを使って打ち、その都度ロワー・ダウンして登り返した。ポイントは下部スラブ(5.10d)で、上部は左手のワイド・クラックが5.9。」
上部クラックは簡単なのか?
10月18日、お殿様岩の大貧民ルート。5ピッチ115メートル、Ⅵ+。
5月2日、JECCの吉川と室井、5.9+のオフ・ウィズス・クラックからレイバックでトンネルに入る「予期せぬプレゼント」25メートル。
同日、RCC神奈川が最高ルーフ(5.10d)。
瑞牆山チムニー・ロック、天使の微笑み。
城ヶ崎海岸、しりいだしボルダー・エリア。
○難波康則「華麗なるクラック・クライミングのために レイバックとジャミングに対する考察」
これもある意味凄い。
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