2015年10月6日火曜日

濡れた岩にチョークを乗せると...

前からちょっと気になっていたこと。チョークまみれの岩の写真をsnsにアップロードして意識の低いクライマーを罵倒する人たちが時々現れます。あのチョークって、本当に意識が低いクライマーがやってることなんでしょうか?

実験。


石ころを拾ってきて、


濡らします。


軽くタオルで拭いたのち、チョークを乗せて、


ブラッシングして落とします。色は最初とさほど変わりません。ところが、


乾くと真っ白に変化。


再び濡らして、ブラシで磨いて、


乾くと、それなりに黒くなりました。

チョークは濡れていると黒く見えて、乾くと白くなる。雨後の濡れた岩にチョークを乗せてブラッシングすると、一見チョークが残っているようには見えず、当人は十分にチョークを落としたつもりになる。けれども、実はしっかり残っていて、岩が乾くと白くなる。そのタイミングで、写真が撮られ、罵倒される。そんなシステムになっているようです。

湿った岩にチョークを乗せるのであれば、水をばしゃばしゃかけて流すくらいの覚悟が必要、という話をしないとね、という話です。

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