2016年12月18日日曜日

ズリズリ仲間とズリズリ@KB岩

山森さん&じゅんさんとクライミング。

まずは、そもそも山森さんに教えていただき、僕とじゅんさんは先に登ってしまったKB岩の「アイスドール」。

いつもより下に車を置いて、歩くこと10分。いつものポイントから40分。空気はキンと冷えているけれど、岩は日を浴びて白く輝いていて、この時期でもいいクライミングができそうです。

山森さんのクライミングは、とても勉強になりました。いいところにカムを決めたら、思い切って大胆にランナウト。簡単すぎたかな?と思ったけれど、核心部ではちゃんと苦しんでいただき、楽しんでもらえたようです。オンサイト。

この岩は周囲も気になるところで、松氏が回復したらまた来るでしょう。

後は、林道エリアに移動。

入り口下の隙間はみんないい感じ。

それからナメクジスラブ。二人とも苦労してました。コツがわかれば簡単に感じます。でも結構難しいのかも。なかなか楽しいスラブ。いつまでも「ナメクジスラブ」と呼ばれるのではかわいそうなので、いい名前をつけておきましょう。


「たえなるみ歌は 天(あめ)よりひびきぬ」。

最後は、前回敗退した隙間。1回目は、出だしで敗退。1本目のカムのキャメ4を入れる場所が悪いと、フィストをきめる場所を潰してしまうようです。難しい。

2回目、2本目のカムのキャメ5を入れた後、テンション。キャメ5を上に入れると、左のアームバーをきめる場所を潰してしまうようです。

山森さんが見事RPした後の、3回目。3本目のカムのキャメ6を入れた後に、カムをつかみました。ロープを踏んでしまって手繰れませんでした。


結局、2日目の敗退。山森さんの勝因は、思い切って体を出して、カムやロープとの干渉の問題を回避できたこと。「アイスドール」に続いて、思い切りの良さを見ました。

どこに行っても、僕が登れないのは思い切り良く動けないから。どうして思い切り良く動けないかというと、先が読めないから。ランナウトして登って、この先どうなるかが読めない。次にプロテクションをセットできるポイントまで落ちずに登れるかが読めない。だから短い間隔でプロテクションをセットしてしまう。セットできないとテンション。先を読むトレーニングが必要です。今はまだ短い間隔でセットしてしまうのは仕方がない。しかし、短い間隔でセットするにしても、仮にランナウトして登るとしたらどこに次のプロテクションをセットできるか、どこまでなら落ちずに登れるか、この辺りを意識的に読みながら登るようにした方がいいのだと思いました。

ただ、クラックの経験が少なすぎるというのが根本的な問題です。これまでに登ったスポーツルートは約100本、スラブは約60本、トラッドルートは約30本。トラッドルートの中でも、まともなクラックは25本ほど。圧倒的に登った本数が少ないです。オンサイトできるかできないかのグレードのクラックを大量に登る経験が必要です。

来年のクライミングの方向性が少し見えてきました。

久々のズリズリ仲間とのクライミングで、ズリズリの会らしい隙間も登れて、小さな手でフィストがきまらないフィストクラックを登ったのりさんにも会えて、楽しい1日でした。

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